
こんばんは、gris-grisの藤です。
今日はひじきに付き合ってもらって、ドッグランに行ってきました。
みなさんと楽しい学びの時間を共有したいなぁと思っていまして、その下見も兼ねて。
その時が来たら、お知らせしますね♪
さて、今日はお散歩トレーニングに欠かせない犬にとってうれしいものを作る取組みについて書きますね。
名前を呼んでおやつ
私がチャーリードッグスクールで犬について学び、わが家の毛むくじゃらとの暮らしの中で、一番大切にしている取り組みです。
犬を家族に迎えたら、【叱らない】ことと併せて、一生取り組んでほしいと思います。
私たちは、犬を迎えたら名前をつけますよね。
悩んで考えて、心を込めてつけた名前は、私たちにとっては思い入れのある大切な名前ですが、犬にとっては、特に意味のない音の刺激なんです。
意味のない・・・それではちょっと、さびしいですよね。
犬にも名前を大好きになって欲しいと思いませんか?
その犬にとって意味のない【名前】という音の刺激と、犬が生れながらに好きな【おやつ】を一緒に与えることを繰り返します。
すると名前を呼ばれるとおやつをもらった時の、おいしい♪うれしい♪ワクワク♪などのポジティブな気持ちがわきあがり、思わずよだれが出たり、尻尾がふれてしまうようになります。
そうなるぐらい、繰り返してくださいね。
名前とうれしいものがしっかりと結びついて、名前がうれしいものが現れるきっかけになると、名前が大好きな音になります。
このように、【名前】と【うれしいもの=ポジティブな感情が湧き上がるもの】を一緒に与えて、結びつけていくことを【名前を呼んでおやつ】とよんでいます。
ちょっぴり難しい言葉で言うと、古典的条件づけの手続き(刺激と刺激の対提示)のことです。
【古典的条件づけ】について、調べてみよう!
【名前】のところに好きになってほしいものを入れることで、好きなものをどんどん増やすことができます。
例えばわが家は「いい子ね~」とか、舌べらを「タンタン」と鳴らす音とか。
また【おやつ】のところに入るものは、食べることは生きることですから、大抵の犬は食べ物(おやつ)があてはまります。
ですが食べることに興味がない子は、【声をかける】でも【撫でる】でも【心地良い】でも何でもよいので、その子が大好きなものを見つけて入れてあげてください。
こうして作った好きなものは、食べ物などの生れながらに好きなものよりも、うれしいものになると言われています。
飼い主さんが犬にとって大好きな人になる
【名前を呼んでおやつ】を繰り返していると、名前だけでなく、名前を呼ぶ声。
おやつを与えてくれる手、その匂いや姿など、飼い主さんとうれしいものが、何度となく一緒に与えられることになるので、しだいに犬は、飼い主さんのことが大好きになります。
自分に置き換えてみるとわかると思うのですが、不安になったり、怖くなったり、病気で心細いときとか・・・。
安心して身を任せたいと思うのは、大好きな相手ですよね。
それは犬たちも同じです。
家族として一緒に暮らす犬との関係を築く時に大切なのは、人がリーダーになることでもなく、犬を服従させることでもありません。
飼い主さんが、犬にとって大好きな人になること。
これが一番大切なことで、犬との暮らしの土台となります。
つまり【名前を呼んでおやつ】は、犬と飼い主さんの豊かで良い関係をつくる取組みでもあるんです。

- 叱らずやさしく接してくれて
- うれしいものがたくさん出てくる大好きな飼い主さんと一緒に
- 日々の取り組みで作り上げた大好きなものをたくさん携えて集い
- 社会化のトレーニングをする
これが、お散歩トレーニングです。
好きなものがたくさんあるということは、犬のしあわせに繋がります。
毎日コツコツ取り組んで、犬の大好きなものをどんどん増やしていきましょう。