
こんばんは、gris-grisの藤です。
今日はお天気も良く暖かくて、お散歩日和でしたね。
私は、ちばお散歩トレーニングの開催に、お力添えくださっているびィさんとビリー君と、ひじきと公園へ。
コースの確認をしながら、お散歩をしてきました。
梅や菜の花が咲き始めていたので、目にも楽しいお散歩になるんじゃないかな。
9日に向けて、イメトレしながら、しっかり準備を進めていきますね。
リードをゆるめる
さて、お散歩トレーニングでは、リードをゆるめることをお願いしています。
日本では、リードを付けることが義務づけられていますね。
なので犬を家族に迎えたら、毎日お散歩に行く度にリードを手にしますが、その使い方を習うことは、ないのではないでしょうか。
私もずっと我流で使ってきたのですが、夏目先生のリードワークショップに参加して、その全てを見直しました。(継続中です)
リードの使い方ひとつで、犬にとってお散歩が楽しいものにならないばかりか、犬にも人にも窮屈なものになってしまうんですよね。
中でもリードを引くことが、犬に与える影響(フラストレーション)は、人が思っている以上に大きいです。
お散歩中のお悩み行動も、リードの引きが原因なことが多いのですよ。
例えば私は、小麦の拾い食いに悩んでいたのですが、私がリードを引くと小麦が慌てて飲み込むことに気づきました。
その他にも、足にガブガブしたり、怒りだしちゃったり・・・。
リードの使い方を見直すことで、リードの引きがきっかけで、出ている行動をいくつも発見することになりました。
リードの引きが原因で、その行動が出るのですから、その行動を叱るのは違いますよね。
また合図として、リードを引くことをされている方もいらっしゃいますが、犬にイヤなことを与える人の言うことを聞きたいと思うでしょうか?
イヤなことがなくなるから。
または、イヤなことが現れないように、言うことを聞くということは、あるかもしれません。
でも、それでは犬の「この人の言うことを聞きたい」という心が育ちません。
また強く引いてショックを与えることは、犬にフラストレーションを与えるだけでなく、体にも大きな負担をかけてしまいます。

リードをゆるめると、犬は自然な姿勢を取ることができるので、体への負担がなくなります。
また自分や相手を落ち着け、敵意がない事を伝えるカーミングシグナルやボディランゲージを出すことができます。
取りたい時に自分で距離を取ることができます。
なのでお悩み行動が出なかったり、出来なかったことができるようになるんです。
リードワークショップやお散歩トレーニングで、リードが緩んだ瞬間の犬たちの様子を見る機会があるのですが、ゆるむとカーミングシグナルが出て、どんどんリラックスしていくんですよね。
そして匂い嗅ぎなどの犬らしい行動をしはじめて、楽しい!とキラキラした表情でイキイキとお散歩を楽しんでいます。
そんな犬たちの姿を見る度に、リードはぞんざいに扱えないと感じます。
リードをゆるめますが、自由奔放というわけではありません。
行ってほしくない場所などがあれば、やさしく、そしてきっちりと止めて「行かないよ」を伝えます。
フラストレーションがなく止められるから、犬にわかりやすいし、犬からの「了解!」も、快く得られるのだと思います。
手をつなぐようにお散歩しよう
私もそうだったのですが、引いているという自覚が意外とないのですよね。
なのでリードをゆるめることを意識するだけでも、お散歩がこれまでと変わってくると思います。
大切な家族である犬と繋がっているリード。
これを犬にイヤなことを与えるモノではなく、やさしく絆を紡ぐモノにしたいですよね。
私も一飼い主として、毎日お散歩に行きますが、犬と手をつなぐようにお散歩をすることを常に意識しています。
そしてコムひじに、楽しいお散歩の時間をプレゼントすることができたなら、飼い主としてこんなにうれしいことはない、と思っています。
コムひじにとって楽しいお散歩は、飼い主である私にとっても、とても楽しいのです。
お散歩トレーニングでは、ぜひリードをゆるめることを意識して、一緒に歩くことを楽しんでくださいね。
※リードの使い方について、極々基本的な持ち方はお伝えしますが、チャーリードッグスクール夏目先生のリードワークショップで、学ばれることをお願いします。