
こんばんは、gris-grisの藤です。
私が住む関東地方も雪予報なだけあって、寒い一日でしたね。
おまけに気圧もダダ下がりで、これから急上昇予報・・・。
気圧にヤラレる皆さんにとっては、しんどい一日だったのではないでしょうか。
大丈夫ですか―?!
コムさん安定のごきげんナナメ
小麦も安定の(笑)ごきげんナナメでしたよ。
てんかん持ちの小麦は、発作のあるなしに関わらず、気圧が下がる時に調子を崩します。
そんな日はイライラしがちで、癇に障りやすくなっていて、いつもは大丈夫なことでも、唸ったり咬んだりが出ます。
今日は、お散歩に行こうとしたらガブガブして小暴れ。
眠いのに眠れなくて、ガブガブ。
顔を拭こうとしたら、額にシワが寄り、その他にもチョイチョイ唸ってガブガブしていました。
私も気圧の影響をモロに受ける性質なので、イライラするのもわかるんですよね。
だから、今日の小麦のバイオレンスな感じ(笑)も仕方ないよね~と思います。

お散歩に行けなかったので、ノーズワークで気分転換♪
小麦と暮らして9年になりますが、気圧が低下したり、発作が起こる時だけでなく、体調不良や後ろ足が動かなくて、体が思うように動かせなかった時にも、イライラしたり不安になるのを感じます。
そしてそういう時は、攻撃的になったり、吠えが出やすいです。
これは、小麦に限らずだと思うんですよ。
犬だって生きてますから、気分の浮き沈みや不調があるのは当然のことで、それをどう表現するかは、犬それぞれで違うのでしょうけど。
だから唸ったり、咬んだり、吠えたりするのを全て【問題行動】として、矯正しようとするのは違うと思っています。
大きな検査をして、やっと原因がわかることもある
小麦はわが家に迎えた日からガブガブ咬んでいたのですが、いつもと違うと感じる咬みが出た時に、トレーナーの夏目先生だけでなく病院にも相談しました。
当時のかかりつけの先生や行動治療の先生からは、身体に悪い所は無いので行動の問題だと言われました。
そこから紆余曲折あって、てんかんに起因する攻撃行動であることがわかったのですが、この診断が下された時のことは、今でも忘れません。
やっと原因がわかったと喜ぶよりも、病気だと知らなかったとしても、咬む小麦のことを全然思いやれていなかった後悔ばかりが押し寄せました。
そんな中、唯一の救いは、どんなに咬まれても、一切叱らなかったことでした。
叱らないを徹底しよう
小麦のようなケースは、ごく少数かもしれませんが、大きな検査をして初めて原因がわかる場合もあることを考えると、どんな問題行動に対しても、叱らずに対応することを徹底すべきだと思っています。
攻撃行動に対しては、痛みや罰はやむなしという情報をいまだに良く目にするので、小麦のようなケースに対して、叱って行動を止めるようなトレーニングを行うことを心配しています。
行動がなくならないので、叱りがエスカレートしていき、叱ることが止められなくなってしまいます。
そして叱られた犬は、自分を守るために、病気とは別の問題行動が出るかもしれません。
家族として仲良く暮らすことが、難しくなってしまいますよね。
犬たちの行動には、必ず理由があります。
私たち人から見て【問題】に感じる行動も、犬にとっては必要だからしているんです。
不調ゆえのこともあると、その行動をしなければならない命を思いやって、暮らしていきたいですね。