
こんばんは!グリグリの藤です。
3月に入り、あっという間に一日が過ぎていきます(^_^;)
明日は、一年で一番パンを焼く日がやってきます。準備をしただけで、今夜はやや廃人ぎみです。
そして週末は、ちばお散歩トレーニングの開催と、踏ん張りどころな私。
体調を整えて、頑張らねば!です。
叱って教えることはわかり難い
先日、叱らなくていい環境を整えるといいですよとお伝えしました。
これを読んで、中には「悪いことは悪いと教えなければ(=叱る)いけないのではないですか?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
【悪いこと】と教えたくなる気持ちもわからなくもないですが、その【悪いこと】と思う行動は、人にとって都合が悪いことで、何も教えてもらっていない犬にとっては、当然のことであることを知っていただきたいです。
犬は、目の前にあるものを咥えて齧りたい動物だし、一か所でトイレをする習性はありません。
またうれしい気持ちを飛びついて表しますし、吠えることはコミュニケーションなので、吠えます。
犬はイタズラやしてほしくないことをするものなんですね。
その犬にとって当然のことを叱られたら、犬たちは混乱するのではないでしょうか。
叱ると一瞬行動が止まるので、効果があるように感じますが、大きな音や痛みにびっくりして、行動が止まっているだけなんです。
何をすればよいのかを犬は教わっていないので、同じシチュエーションでは、同じ行動をくり返すでしょう。
また叱るという飼い主さんの反応が、行動を繰り返す原因になることもあります。
長期的に見て効果がないにも関わらず、一瞬でも行動が止まるので、飼い主さんは叱ることを止められなくなってしまうのです。
それでも犬の行動は繰り返されますので、言葉で叱ることからどんどんエスカレートしていき、体罰や危険な叱り方へと進んで行きます。
そういう危険な叱り方をされた犬は、飼い主さんに対して警戒するようになり、唸るや咬むなどの新たなお困りごとが起きるかもしれません。
そして最悪の場合は、飼育放棄へと進む可能性もあります。
叱って教えるというのは、犬にとって理解しづらいだけでなく、犬と飼い主さんを精神的に追いつめる危険な方法だと思います。
犬にわかりやすく伝えよう
だからといって犬の好き放題にさせていては、お互いの心地良い暮らしが成り立たないですよね。
なので叱るかわりに、まずは正しい行動をしやすい環境を整えて、たくさんほめて正しい行動を教えましょう。
私たちもそうですけど、ほめられると嬉しいので、繰り返したくなりますよね!
正しい行動を増やせば、次第にしてほしくない行動は減っていくと思います。
またいくら環境を整えていても、全く行動をさせないということは難しいこともあると思います。
そんな時は、大好きな飼い主さんの「しないよ」や「おしまい」という穏やかな声掛けや、そっと体を止めるというような穏やかな方法で行動を止めたり、反応を返さずに「それは違うよ」を伝えます。
このような犬にわかりやすい方法で、伝わるまで伝え続けたいですし、伝わる=コミュニケーションが取れる関係になれるように、暮らしを重ねていきたいです。
落ち着いて対応するために
いざほめようと思っても、イタズラされたり、してほしくないことばかりに目が行きがちだし、心中穏やかではいられないですよね。
私もそうだったので、よくわかります。
そういう時には、まずは深呼吸ですよ!
そして【犬と人の常識は違う】ということを念頭に置いて対応すると、冷静でいられるのではないかなと思います。
私はこれまで犬と暮らしてきて、犬について学ぶ(犬にとっての常識を知る)ということに、たくさん助けられてきました。
なので、みなさんにも学ぶことをおすすめしています。
私が学んでいるのは、コチラです→ 犬の森

ぽちっ!をありがとうございます。